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2011年03月 の日記  ↓下ニ至ル

#宇苅印特性美麗ごみ箱
2011年3月3日(木)

過日、夜なべして作ってみちゃったごみ箱。
でっかいコーヒー豆の空き缶に布を貼り、フェルトでアップリケをほどこしております。

アップリケの図案に悩んだのですが、ダンナちゃん専用予定なので、インパクトとウケを狙って、
宇苅印←これに。
急に思い立って作り始めたから材料はあり合わせで。故に私の顔色が原案マークより更にどすムラサキ色なんですけども、気にしない。ちなみに、額の「う」の字はチェーンステッチだ!

これからの季節、ダンナちゃんの枕元で花粉症の鼻紙でも入れて貰おうとの目算で作ったのですが、ダンナちゃんにはとてもとても不評でしタ。寝しなにふと見ると、私が凝視しているようで心が安まらない……んだとか(笑)。
「なんか、目が光ってるしぃ。大体なんで頭に花が刺さってるのよ?」 だって。
しまった、そうか。目は蛍光フェルト(というのは全体この世にあるのだろうか?)で作れば良かった。抜かったわぁ。花についてはこのマークを考えた私にだって意味不明。その場のノリで御座います。

時々、アップリケ面を壁際に向けられている日があるようだけど(そうすっと単なるチェック柄のごみ箱になる)、日々使って貰えてるようで満足。モチロン、お掃除の折には宇苅印面をきちんと手前に戻しておくことを忘れない、ステキな奥様な私です。

追記:コメントを頂きました。その中の一つ。
>>lovely!!! とてもナイスです♪
+++でっしょー、センキューw

#むかっ腹のたったこと
2011年3月8日(火)

ホワイトデーの看板があったり、桜の造花が飾られていたり。訪れたショッピングモールは全体がパステルカラーで華やいでいた。ああ、春だなぁーと気分良くモール内を浮かれ歩いておったところ、唐突に呼び止められたのである。五十代くらいのおばさんに。いやさ、くそたれなばばあに。

「ちょっとあなた、こんにちは」
行き過ぎる私をじろじろと見ていた挙げ句、後ろから追いすがって来やがった。ちなみに私は直前にトイレを使っており、ばばあは私が用を足して鏡の前で手を洗い、出てった先の人気の少ない廊下で声かけしてきたのである。
「え、私ですか?」
「そう。あなた、アトピーでしょう?」
初対面のばばあから開口一番「アトピーでしょう?」と来たもんだ。最前の「こんにちは」がまたニクイ。だが、まぁその通りであるので「ええ」と答えた。ばばあめ、得たりの笑みを浮かべやがったね。

「きっといろんな療法を沢山試してきたんでしょ? でもね、あなたのまだ知らないことがあるのよ。絶対に治るから……」
「結構です。私はもう治っています」
「あら!」
「もっとずっとひどい時がありました。これ以上を望みません」

入退院を繰りかえした時期があった。三十分でいいからぐっすりと痛みやかゆみを感じることなく眠らせてくれと願う日々が幾年も続いた。あの頃の自分の願いはただひたすらにそれだけだった。それを思い返すとき、今の私は天国だ。そりゃあ完治はしていないが、持って生まれた体質である。今の私に文句をつけたらバチが当る。昔の私がきっと怒って取り殺しに来る。

「でもねぇ……」
「私はあなたを必要としません」
宗教だか、水だか、化粧品だか、補助食品だか、なんだろうかは知らない。知りたくもない。人の弱みにつけ込んで土足で踏み入ってくるような勧誘商法なんかお断りだ。ああ、ムカつく。去れ、ばばあ、逝てまえ! 願わくばお前がアトピーにかかって残りの人生をさぞや苦しまんことを! そン時ぁ、そのなんちゃら療法に幾らでも救って貰えばイイじゃない。己が身でもキンギョでも救えやすくえぃ!

それにしたって、しょげたのは、一目でアトピーと言われてしまう自分である。そんなかなぁ? このくらい普通なんだけどなぁ。今日はちょっとおしゃれして弾んだ気分だったのに。台無しである。店頭のガラスケースに映った自分の顔をまじまじと見る。落ち込む私の顔と一緒に可愛らしい造花が映り込んでいた。ほろっと和んでしまった。その造花、買って来ちゃった。

パソコンデスクに置いて眺めている。
うん。春だね。春だからね。

追記:コメントを頂きました。その中の一つ。
>>勧誘おことわりっ!!
+++ですよねー。そういや、ショッピングモールでああいう客引きってしていいんですかね? モール内に店を構えているようには到底見えなかったけども。

#むかっ腹の理由
2011年3月14日(月)

震災の被害に遭われた方、その余波を受けている方々。心よりお見舞い申し上げます。
金曜は主宰している寺のチャットの日で、被害のない地域の人や比較的被害の少なかった人達が集まってくれて、TwitterやMixiから得られる情報でその他のメンバーさんの安否確認をしていた。ネットって強靱で柔軟だったんだなぁと。つまりは使う側の人達がそうだということだよね。平穏な日々が一日でも早く戻ることを祈ります。
---

前回日記の続き。
あれしきごときで私がむかっ腹をたてるのにはワケがある。今を去ること二十年前、悪徳商法に引っかかりそうになったことがあるからだ。アレルギーが私に最大級の猛威をふるっていた頃で、心身共に疲弊気味だったところに若い男が訪ねてきた。その後悪名(?)を馳せたのでご記憶の方も多かろう。高額かつばかデカい掃除機の訪問販売であった。

常なら「けっ、いらんわい」と追い払うところだが、当時の我が身に「他社製品の○倍の埃が取れます」や「布団のダニだって吸えます」は魅力的どころではない、泣きつきたいような言葉だった。人間溺れりゃワラにだってすがりつく。結婚したての時分で三十万だか四十万だかは大金だったが、私の心のバロメーターは購入側にかなり大きく振れていた。だって元気になりさえすればパートでも節約でもなんでもしてダンナにその金を返すことはきっと出来る。もう入院したくない。なんとしても是が非でも私は健康を取り戻したいっっ。

しかし、それにしたって高額であった。私は訪問販売の男に、
「主人と前向きに検討したいと思いますので、パンフレットを下さい」と言った。ら。そやつ、「渡す用のパンフレットはない」と言うのである。説明用に使っているこれ一枚きりなんだ、と。
「じゃあ、自分で取り寄せますから御社の名前の入った名刺を下さい」と私が言うと、それすらも作ってないという。そして、たった今、この場での即決を迫るのである。ハンコを押させようとするのである。
……ここらで振り切れかけの私の購入バロメーターがぐぐぐっと平静側へ押し戻された。どうもオカシイ。
「ご主人と相談なんかなさる必要はないですよ。買えば分かります。納得のいく商品です」
「いえ。主人と相談無しには買えません」
「そこは奥さんの裁量でなんとでもなるでしょう。ヘソクリくらいあるんでしょ、奥さん?」
ブチっと。掴んでたつもりのワラが切れたね。っつーか、ワラなんて初めからなかったんだね。

「そういうのを我が家では妻の裁量とは呼びません。買う気は失せました。お帰り下さい!」
一瞬でも信じただけに、まぁその裏切られた感の大きさときたら。ちゃっちゃと男が帰って行かなかったら、蹴り出してやったトコロだ。「アトピー辛いよね、奥さん」とかウルサイよ。それは同情じゃねぇだろ? カモ扱いなんだろ? アトピーというのは外見からそうと分かるので、本当にこういう手合いが多いんである。金銭的被害にはあっていないが、心理的被害は甚大だ。ことコレに関して私の人間不信はマックスだ。

今回の震災でも、メシウマーなんていう輩も少数ではあるがやはり存在するようだ。けれど、どうか負けないでと思うのだ。心から応援している者が大多数を占めている。

#本末転倒
2011年3月16日(水)

一昨日、病院。昨日、病院。今日も病院。
三日連続病院通いな我が身に呆れた。予約制だと時間にも追われるし、その上予約のくせに待たされるし。寒の戻りで、行き帰りの寒さもこたえる。今日なんか風が強くて自転車が前に進まないくらいだった。

「うぉー、こんなこと続けてたら私は病気になってしまう!」
などと本末転倒なことを思った。今週はもう、これ以上絶対に病院になんかかからないんだからね! と妙な誓いを立ててみるも、現在ダンナちゃんが風邪っぴき中。移しやがったら許さん−。

#ぬいぐるみ達
2011年3月20日(日)

こっち(九州)でも乾電池とか売り切れらしいけれどもさ、なるべく平常心でいきたいやね。
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我が家のぬいぐるみどもを激写。ぬいぐるみというと、Yonda?パンダチビっちいクロネコなんかも、まぁいるんですが、ある程度のでかさで名前付きというとこの三匹。

向かって右から『皇帝』(ペンギンだから)、『王様』(「トノサマ」じゃなく、グリム童話の「カエルの王様」から)。そして最後が新参者のクマ『ベンジャミン』。どの子も顔立ちが気に入って我が家に迎え入れました。前述二匹は「どや顔」してて、表情も種族的にも偉そうな名前がぴったりクるんだけれども、クマだけはおだやかな顔立ちで、なんつーか役職名は向きませず。なもんで、大好きな癒やし系漫画「よつばと!(著者:あずまきよひこ)」のクマの名前にちなんで「ジュラルミン」でイイかなぁーとしばらくそう呼んでおったのです。

が。ふと気づけばいつの間にか「ベンジャミン」になっちゃってて。私、あわててネット検索しちゃいましたよ。「ベンジャミン」ってなんだったっけか? まさか執事の名前じゃなかっただろうな、それだと他より格下になってしまう……(日本における一般的執事名は「セバスチャン」だったよ。良かったよ。意味不明な人はこっち参照)。
結局、「ベンジャミン」って観葉植物名でした。ほら、頭の丸い←こういうのよ。……うん。ベンジャミン、イイんじゃないか。牧歌的で。そぐってる。

ちなみに、このベンジャミン、他と扱いが違います。皇帝と王様は居間のソファーにいて、つまりインテリアなんだけど、ベンちゃん(更に変化して省略形に)はいつも私の傍に居ます。パソコンするときは膝の上。お恥ずかしながらいい年扱いて寝るときだって一緒です。だって、この子ぬくいんだもん。他の子より大きいし、毛並みももっふもふでマコトに抱き心地がおよろしい。温かい。水仕事の後にこの子抱きしめてると指先がすぐにぬくぬくになります。なんという癒やしグマ。ああ、ベンベン(更に更に変化)、愛しいよ。ぎゅーっ(抱きしめ音)。

目下、懸念しているのは夏場のベンベンです。絶対暑苦しいんだろうなぁ。でも、他の子達の「我関せず」顔と違っていかにも「構って欲しげ」な目つきで……。きっと、私から「そんな目でこっちを見るな−!」って言われることになるでしょう。

追記:コメントを頂きました。その中の一つ。
>>ぬいぐるみは癒しです。和みです。大事な家族です♪
私もぬいぐるみ抱いて寝てます♪だってあったかいんだもん♪

+++子どもの時分ぬいぐるみを抱いて寝るような愛らしい少女ではなかったため、この年になって初めてぬいぐるみの効用を知りました。でも、その割りに冬場のぬいぐるみ達には「寒かろうに」とボロ布を集めて来て着せかけてやるような心優しい少女(爆)でもあった私。親サイドから見ると奇行だった模様です。なにせ大小問わず全ぬいぐるみにボロタオルだのハギレだのかけまくっておりましたので。


2011年03月 の日記




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