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 TOP小説リレー小説保存版>06




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初めまして。始めていいですか? 投稿者:並木 投稿日:2001/12/12(Wed) 07:02 No.247   <HOME>
 自分の恋人を疑うなんてしたくなかったけれど、彼は退院してから様子がおかしかった。まるで私の事を忘れてしまったような態度。変わってしまった性格。私は、この事実をどう捉えたらいいのだろう?
 テレビではクローン人間の実験が解禁になったと告げていた。私の疑惑は混沌とするばかり…。
 もしかしたら…と疑わなかったわけではない。だけど、どうすれば真実を知ることができるのか解らなかった。私達は、このまま自然消滅してしまうのかしら?そんな風に不安に感じながら、私は彼との待ち合わせ場所に向かった。


Me too K - 2001/12/21(Fri) 03:18 No.258  

 待ち合わせ場所はいつもの所。そこは、私の乗る私鉄と彼の乗るJRが交差する駅の駅ビル5階にある書店で、すこし時間にルーズな私たちが、冬の寒さに凍えず、夏の暑さで汗にまみれず、しかもお金を使わずに、1時間ぐらい待てる場所が良いと二人で決めたいつもの所だった。
 すこしでも、入院前の事をを思い出してもらおうと私がそこを待ち合わせ場所に指定した。
 私がわざとすこし時間に遅れて書店についたとき、彼は前と変わらず旅雑誌のコーナーで立ち読みをしていた。そんな彼の姿を見て、私は以前と同じだけの愛を注がれる旅雑誌に少しだけ嫉妬した。


参加!参加! さくら - 2002/01/12(Sat) 00:10 No.264  

やっぱり彼と別れるなんて、考えられなかった。夢中で旅雑誌を読む彼の後姿を見ながら、私はちょっとした悪戯をおもいついた。私は彼の真後ろで、別の雑誌を手に取って読むフリをしながら、彼が私に気付いてくれるのを待ってみた。
彼は、私には気付かないまま真剣に旅雑誌を読んでいる。
私は退屈して手に取った雑誌に目を落とした。そこには、
『クローン人間を1週間でお届けします』
という記事が載っていた。私の心臓は高鳴った。
「なにこれ?」
記事を読み進めてみると内容はこんなものだった。
『お子さんが生まれたら、是非、当社のクローンバンクにご登録ください。お子さんに、もしものことがあった時、お子さんのクローンをお届けします。』
私が呆然としていると、後ろから私の名前を呼ぶ声がした。
驚いて振りかえると、その声の主は彼だった。
彼は怖い顔をして、私の持っている本を黙って棚に戻した。


ありきたりなオチですみません ぴーしゅけ - 2002/01/31(Thu) 21:55 No.270   <HOME>

彼が唐突に私の身体を抱きすくめた。
驚いて、反射的に突っぱねようと彼の胸に置いた自分の手の甲に、ふと違和感を覚える。

私の右手の甲には、幼い頃公園のブランコから落ちて作った傷があった。
小さいけれど、深かった傷跡。きっと一生涯消える事はないと思っていた赤黒い裂傷。

その傷跡が、何故この手にはないのだろう・・・?

「オレは気にしないよ。お前は帰ってきてくれた。オレの所に。
お前がここに居る限り、こうしていつも傍に居れば、きっといつかは溝も埋まる。
記憶転送で補いきれなかった分は、きっとオレが埋めてやるから・・!」

私を抱きしめる彼の腕に力が篭る。

彼が入院した理由。
車の衝突事故。助手席に乗っていた、死んでしまった誰か・・・。

頭が痛い。
さっき、雑誌で読んだ記事はなんといってたんだっけ?


私の右手は滑らかでとてもキレイ。傷跡など何もない。
私の記憶も滑らかで、つるんとしている。

ナニモナイ・・・


こんばんは――――――!! 並木 - 2002/02/01(Fri) 00:39 No.272   <HOME>

とうとう完結しましたね――――!!
思ったより、すごく早かったです。
続きを書いてくださったK様、さくら様、ぴ―しゅけ様、ありがとうございます。感激です―――!!
ただただ驚いています。そーかー。そう来るか―――って。
ホントにありがとうございます。


アブナイ 投稿者:ぴーしゅけ 投稿日:2001/12/12(Wed) 00:33 No.246   <HOME>
ヘタをすると期限切れで掲示板なくなるやも・・
との危惧にて、入力中。誰かケツを入れませう。

何卒、よしなに。以下省略。


よろしくお願いします。 並木 - 2001/12/12(Wed) 07:40 No.249   <HOME>

どこから書いていいのかわからなくて、迷子になっていました。
つい、『起』書いてしまいました。すみません…。

試しに1個締めてみましたが、こんなもんでいいんでしょうか?
間違ってたら言ってくださいね―。消しに来ますので。


Re: アブナイ ぴーしゅけ - 2001/12/14(Fri) 01:17 No.255   <HOME>

どうもいらせられませ。

>試しに1個締めてみましたが、こんなもんでいいんでしょうか?
と〜ってもナイスにOKです♪
完結までに掛かる時間はまちまちですので、の〜んびりとお待ち下さい。例えば、並木さんが同作品の先(例えば結とか)を書かれてもOKですよ。


■029■
はじめまして!長々とスイマセン。 投稿者:ニッキ 投稿日:2001/11/03(Sat) 23:14 No.242  
アルバムを開くと、そこには制服を着た私が、今の私に微笑みかけていた。私は、卒業してから1年もたっているとは信じられないくらい、今でも鮮明にあの頃を思い出している。
次のページをめくった瞬間、1枚の写真がスルリと床の上に落ちた。
そこには、私と・・・・・。誰?全く面識のない、男子生徒と写っている。その生徒は、手を私の肩にまわして、私達は顔を寄せ合い、まるで恋人同士のようだ。でも、私はこの人の顔すら、記憶にない。
一体誰?


こちらこそ、よろしくです。 りん - 2001/11/10(Sat) 01:36 No.244  

だめだ。どうしても思い出せない。
大体、私が男子とこんなに接近するなんてこと、ありえない。
「こんなの私のはずない!」
思わず大きな声を出してしまった。


お後よろしく〜(笑) みゅう - 2001/11/13(Tue) 00:50 No.245  

「そのとおり、これはお前ではない」
なんと、写真から返事が返ってきた?!
まじまじと写真を見直す。
さっきまでは確かに私の顔だったその写真の中の人物は、にやりと顔をゆがめて私を見返している……。


こんなカンジでいかがでしょうか? 並木 - 2001/12/12(Wed) 23:47 No.251   <HOME>

 私は小さく悲鳴を上げながら、その写真を放り投げた。部屋が沈黙していた。私は恐る恐る、もう一度写真を見直そうと覗き込んだ。
「忘れたの?学生時代の思い出にと、勇気を出して3年間片思いだった彼に、この写真を撮らせて貰った事を。」
じゃあ、この写真はなぜ喋るんだろう?言葉にした訳ではなかったのに、写真は答えた。
「思い出しなさい。お前はその大切な写真を『思い出したくない』と、現像すらしないで隠してしまった。自分の恋する心と一緒に。」
そんな…。と思う一方、確かに今まで私に恋人はできなかったし、欲しいとも感じなかったことを思い返した。そしてボンヤリと封印されていた扉を開くように、写真の男子生徒の顔が記憶の中に蘇ってきた。
「そろそろ一人ぼっちは止めてみたらどう?」
写真の声はだんだんと穏やかになって行くようだった。
「・・・・・・。」
私は考え込んでから、現像しなかったフィルムの入った箱を押入れの中から取り出した。何年ぶりかに見たその表面には恋人同志の西洋絵画が刷られていた。
「そうだった…。快く写真に収まってくれた彼は、私が照れて現像に出せないでいるうちに交通事故で亡くなったんだった。私は、あの時…。」
私は遠い眼をしてあの時の自分の気持ちを思い出していた……。

 振り返るとあの写真は無くなっていた。
「もう一生、恋なんてしないんだって泣いたんだったね。」
私は、あの写真と同じ構図の西洋絵画の恋人達に話しかけた。


ああああありがとうございます! ニッキ - 2001/12/13(Thu) 18:45 No.252  

ただの思いつきが、こんなにまでなってしまうとは(笑) 最後も、ばっちりグーです! 映像にすると、なんとなくセピアな感じがしますねぇ。 


追加 ニッキ - 2001/12/13(Thu) 18:55 No.253  

皆さんの話をお借りして、脚本書いてよろしいでしょうか。なんか、自分の創作の血が騒ぎ出してしまって・・・(笑)
大学生になったら映像にしてみせます!


無題 ぴーしゅけ - 2001/12/14(Fri) 01:12 No.254   <HOME>

とうとう完結。投稿者様方、どうもありがとうございました。

>ニッキさん
>脚本書いてよろしいでしょうか
管理人としては、ゼンゼンOKですが、私の一存では返答しにくいですね・・。投稿者さまのご意見をしばしお待ち下さいませ。


どうぞ(^^) みゅう - 2001/12/16(Sun) 23:30 No.256  

私としては別にかまいませんよ。わずか数行しか書いてませんし(笑)。
映像化されたら是非見たいですね(^^)。 


ごめんなさいっ みゅう - 2001/12/16(Sun) 23:32 No.257  

前の発言でアイコンを間違えましたっ。
おわかりでしょうが……(;_;)。


無題 ニッキ - 2001/12/31(Mon) 14:40 No.262  

みゅうさん、ありがとうございます!


うわぁ〜☆ えも - 2002/01/30(Wed) 13:09 No.269   <HOME>

この作品、素敵です〜(^ ^*)
ほんのり心が温かくなりました。
あこがれの人との写真って、こんな風に物語が生まれそうな気がするのは私だけかな?(^^;


■028■
久々に参加♪ 投稿者:ぴーしゅけ (oёo) 投稿日:2001/10/26(Fri) 08:45 No.238   <HOME>
突然、ものすごい音が鳴り響いた。

なんだなんだ?一体全体ナニが起こったってんだ??


承書くのはじめてかも(笑) あらたにたけし - 2001/10/26(Fri) 10:28 No.240  

 けたたましい音にまぎれて『アト、10秒デス』などと聞こえてくる。

 なんなんだ、なにがあと10秒なんだ???


短いなぁ(^^;) 涼風紫音 - 2001/11/04(Sun) 22:58 No.243  

ん?
考えているうちにあっという間にあと3秒・・・
そして気付いた・・・
実は!!!


携帯のバイブレータって、着メロよりうるさいときある。 K - 2001/12/21(Fri) 03:39 No.259  

実はこの音、くしゃみ30秒前警告アラームだった。
いそいで人のいない所へ行くと、思いっきり大きなくしゃみをした。

「ああ、突然のくしゃみで大きな音を立てて、人を驚かせずにすんで本当によかった。」


どうもです ぴーしゅけ - 2001/12/21(Fri) 23:13 No.260   <HOME>

kさん。完結させて下さってありがとうございます。
くしゃみの警告アラームとは面白い発想ですね。
やはり「おなら警告アラーム」とかもあるのでしょうかね?
その場合、おならする前から、周囲の人にバレちゃいますね(笑)。


うわ〜。 みゅう - 2001/12/26(Wed) 23:44 No.261  

うまいなぁ、コレ。
実は、なんとか面白いオチをつけてやろうと思ってたんだけれど、思いつかなかったんですよ。


Re: 久々に参加♪ えも - 2002/01/30(Wed) 13:06 No.268   <HOME>

このオチには笑ってしまいました!
くしゃみ警告アラームなんて、私には思いつきませんでしたよぉ。本当にあったら、花粉症の時期とかはなりっぱなしだね(笑)


■027■
新作開始(^^) 投稿者:みゅう 投稿日:2001/10/07(Sun) 23:23 No.231  
俺は逃げていた。今ここでつかまるわけには、絶対にいかない。
何が何でも逃げなくては。
そして………



Re: 新作開始(^^) みさq - 2001/10/10(Wed) 00:02 No.232  

とりあえず、自転車に乗ることにした。
自転車の鍵の暗証番号を合わせようとして気がついた。
「覚えてない。」
それは自分が思うよりも大きな声で呟いていたようだった。


Re: 新作開始(^^) くれあ - 2001/10/18(Thu) 19:33 No.235  

大声をだしてしまったことであいつらに気づかれてしまった。やばい・・・。俺は自転車を置いて逃げた。途中で路地に入り込んだ。何が何でも逃げなくてはいけない。俺は・・・俺は・・・


Re: 新作開始(^^) あらたにたけし - 2001/10/24(Wed) 08:59 No.236  

 …ああ、もう駄目だあいつらが来る。俺もこれまでだ…。
 そう思った瞬間、なぜか空間に浮かぶ『Time Up!』の文字。
 …俺は命拾いをした。だが、これで終わりではない。プレイヤーがこのゲームをスタートさせるたびにまた俺は追われはじめるのだ…。


Re: 新作開始(^^) みゅう - 2001/10/25(Thu) 23:57 No.237  

うわぁ、いつのまにか終わってるぅ。このラストすごい面白いです。読んで思わず吹き出しちゃいました。「こう来たか〜」って感じです。
今回、すごく短くまとまりましたね。ひょっとして最短記録じゃないですか?


ふむ・・ ぴーしゅけ (oёo) - 2001/10/26(Fri) 08:47 No.239   <HOME>

最短記録のようですね。でも、短いのに面白い〜。

くれあさんは初めましてかな?
どうもありがとう。また参加してくださいね。
いつもに皆さんもありがと〜!!!


最短記録っ えも - 2001/10/29(Mon) 09:45 No.241   <HOME>

うわぁ〜♪
この作品、面白いです〜(^.^)
そして最短記録ですか。それもまた素晴らしいですね。

こんな光景が頭に浮かんできて、面白かったです。


■026■
 投稿者:らいか 投稿日:2001/09/23(Sun) 21:48 No.220  
ある日あんたは…


Re: 妻 えも - 2001/09/24(Mon) 22:02 No.221   <HOME>

家にいなかった。

いつも見えるはずの姿が見えない。
どこへいった?


こんなんでいいのかなぁ  妻さんよ クー - 2001/09/28(Fri) 01:33 No.222  

とうとう俺に愛想をつかしおったかなどと思いつつ
あいつの行きそうな場所を考えてみる
と、けたたましく電話が鳴った。
しばらく鳴らせて置いて出てみる。「もしもし」


へんなオチ再びです。 あらたにたけし - 2001/10/03(Wed) 12:38 No.225  

 すると電話の向こうであんたは言った。
「時間切れだよ」
 俺は慌てて時計を見る。時計はきっかり16時半を指していた。
 それで気づく。いつのまにかその運命の時間が来ていたのだと。
「どこにいる?」
 俺がつとめて冷静に問う。あんたは電話口でかすかに笑い、
「上をみなよ」
 とだけ言った。俺はその言葉を聞いた直後に反射的に天井を見上げ、わずかにだけ外れた天井板の陰から、携帯電話を片手に、自慢げに覗いているあんたを見つけた。
「ちっ」
 思わず舌打ちを打つ。
 16時半。すっかり忘れていたが、今日はこの時間までにあんたを見つけなければ、来週も俺が飯の支度当番だったのだ。

 なぜなら俺は、忍者の末裔の家の婿養子なのだから……。


かくれんぼ。 パンダ - 2001/10/03(Wed) 17:49 No.226   <HOME>

オチがおもしろい!
まさかそう来るとは……
全く想像できなかったです。

でも、せっかく転までが短かったから、結も短くまとめてほしかったなぁと思いました。


それにしても、電話されて初めてかくれんぼ(笑)してたことを思い出すなんて……とろ過ぎ。忍者失格だね(笑)


妻・・・ ぴーしゅけ (oёo) - 2001/10/04(Thu) 00:46 No.228   <HOME>

面白〜い!!
こんなオチがつくとは想像だにしませんでした。
忍者の家の婿養子・・・ご飯はやはり乾飯でしょうか??(笑)

「結」はやっぱりある程度長くなりますね。でも、これはかなり短い小説に仕上がったかも。

皆さま、ご苦労様でした〜♪


図星を指されてしまった…(笑) あらたにたけし - 2001/10/05(Fri) 09:05 No.230  

 パンダさまが仰るとおり、実は自分でも「長い!(泣)」と思いながら苦しんで書きました。オチは「起」が書かれてからずっと思いついていたので、もうちょっと短くまとめたかったのですが…。
 今後の課題とさせてください。





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