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2007年02月 の日記  ↓下ニ至ル

#自分の葬式
2007年2月2日(金)

やっぱ、日々の疲れが出ているのだろうか、自分が死んだ夢を見た。

「会わせたい方がいらしたら、なるべく早めに……」とのたまう医師の言葉に、
「いらーん! 誰も死に目になんざ来んなー。親も親戚も友人も全てご免だ。ダンナが居ればそれでいいー!」
なぞと、周囲を困惑させる台詞を叫び、挙げ句、その意志を貫いてダンナ一人に看取られつつ心静かに死んじまった。死ぬ瞬間はダンナの顔で締めくくりたいと思い、じっと凝視していたのに、直前首がことんと垂れて、ホントの最期に目に映ったのは白い枕カバーとベッドの縁だった。「人生最後の最期まで思い通りに運ばんわ……」と笑っちまったもんである。夢の分際で妙なとこだけ現実的で、こりゃイヤミか? と思う。


さて、夢はここから更に私らしい展開となる。
私は死に目にも人に会いたくなかったが、葬儀の際も参列者に死に顔なんざ到底晒したくなかったのである。よって、一計を案じダンナに入れ知恵をした。幽体となった私曰く、
「オイ、棺桶の中の私の顔にひよっとこのお面を被せろ」
最期の別れに、参列者が棺桶の顔部分の扉をご開帳すると、ひよっとこ面が現れるという趣向である。ユーモラスでなかなか悪くないアイデアだと思う。現実でも是非こう願いたい。「変わり者」との誹りを受けることだろうが、死に顔見られる苦痛を思えば、それくらいは甘んじてやる。

ダンナちゃんに、「こんな夢見たよー」と報告したら、「アンタらしい」と大いに笑って、
「でも、どうしてひょっとこなの? おかめじゃないの?」 と訊かれた。うーん、おかめが女面ではあろうが、私の顔はやっぱひよっとこが近いと思う。第一、おかめは能面に似てユーモラスさに欠ける。棺桶の中ではきっとコワイ。

他にどんなお面が葬式向きか、という話に花が咲いた。
キツネ面は絶対ボツである。参列者が呪われそうだ。泡を吹いてひっくり返る。
縁日で売られているようなお面でも可だが、見る人が好き勝手にメッセージ性を見いだしそうな手合いは困る。メッセージなんざ、そもナイんだからして。仮面ライダーも嫌だなぁ。アレ虫だし。

「じゃあ、ゴレンジャーのお面はどう?」とダンナちゃんが提案した。
大変宜しいと思います。ゴレンジャーは私の子どもの頃のヒーローだし。アカレンジャーなら、さも血色の良い死に顔である。痛快だ。その場合は葬儀場に流す曲もゴレンジャーで統一したい。
 真っ赤な太陽 仮面に受けて 願いは一つ 青い空〜♪

そうだ。自分の死ぬときは、青い空に消えていきたい。

追記:コメントを頂きました。その中の一つ。
>>凄いですね^^;何回も死ぬ夢を見るとは、僕は滝から落ちる夢を最近よく見ます…終わる前に起きてしまうため、よくわからないまま終わっています。
+++私も落ちる夢はよく見ます。毎度グルグル……って目が回って覚醒します。昔は子どもの頃住んでいたアパートの屋上階段から落ちてましたガ、最近は場所が一定しません。以前、竜巻に巻かれて落ちた時の夢が印象深かったです。
あ、書き忘れてた。前に見た死ぬ夢。「夢で死んだ」 ……他にもわんさと見てるけどもなw

#切実な読書
2007年2月5日(月)

実家に戻ってから13冊の本を読んだ。すぐ近所に図書館の分室があるので、そこから借りて来るのだ。安上がりでよろしい。でもやっぱ、気に入った本は持っていたいなぁ。身に合わぬ贅沢……という気もするけれど。

こちらに来て2週間なので、ほぼ一日一冊ペースで読んでるってことになる。なにせ現状、暫定ながら一人暮らしなもので、病院に行く日中はともかく夜間というととんと暇だ。会話をする相手が居るでナシ、観たいTVがあるでナシ、PCはあってもネット環境がそら怖ろしくお粗末なので、余り触る気が起きない。とどのつまり読書に逃げるしかナイわけだ。そらもうアンタ、切実に読書を致しておるわけだ。

「楽しくて、やもたても溜まらず狂ったように読書」という経験はこれまでにも何度かあるが、ただ時間をやり過ごすためだけの「切実な」読書というのは初体験である。あんま楽しいモンじゃない(笑)。読書とはゆとりをもってヤるもんかも知れんなぁー、なぞと思う。親の足がひっかげていて(方言かな? それとも差別語かな? まぁいいや。読む奴いちいち怒ってくるな)、ゆとりがあるというのもなんだかなーと思うのデ、しょうがないから、まぁ切実に読書しとこう。

足かげの母も暇そうで、彼女は私と違って普段はシチメンドウ臭い小説を好む。えーっと、『ワイルド・スワン』だの『大地』だの『カラマーゾフの兄弟』だの、そういう奴。ようするに、面白いんだけれどもなんかしらん疲れる系。
現状、彼女も「切実に」暇を潰したいんじゃないかなーと。読後疲れたくはなかろうなーとの推測の元、図書館にて五木寛之の『みみずくの夜メール』なるエッセイ集をチョイスして持って行く(モチロン持ってく前夜には、私も読んだワケだガ)。これが大層喜ばれる。「こういう何でもないもんが読みたかった」とのこと。よっしゃ、よっしゃ。さもありなん。
さて、親子揃っての「切実な読書」が終わるのはいつだ?

追記:コメントを頂きました。その中から。
>>このコメント読めるのかなー?早くPC直ると良いですね。ネット中毒者としては、本当にお気の毒……としか……(T T)。そういうこともあるさ!PCがなくても携帯があるさ!きっと明日は良い事があるに違いない〜!(^^)
+++コメントや小説への感想は携帯で読めます。で、TOPページの「お知らせ」と「ひと言」cgiは携帯から更新できます。これまで最低限しか使ってなかった携帯が現在大活躍中です。全く気にしなかったパケット代だの何某上限だのがものすごーく心配w。
>>でええー! PC壊れちゃったんですか?! ツイてませんね…。宇苅さんがんばれ!!
+++そ、そうかっっ。改名した所為で最近ツイてないのか〜〜〜!!! ……と、一瞬思いましたのですガ、考えてみると「ツイてる」名前な筈だよなぁぁw。そのうち帳尻合うのかしらん?
>>五木寛之さんなら「重箱の隅」をおススメしますよッ。一部に性的描写を含みますが、そんなに神経質じゃない方なら普通に楽しめますよ♪
+++オススメ有り難うございます。今度探してみますね。特にその方面には神経質じゃありませんしw。

#最低限
2007年2月14日(水)

憲法第25条において、最低限度の文化的な更新。
どの辺が最底で、どこら辺が文化的なのかは分からない。我ながらナニ言ってんだカよ。
---

実家から一旦ダンナの元に戻ってきた。三週間ぶりの我が家である。私物がなんもなくて、着たきり雀で、その数着の服を収納する箪笥スペースすらないってのは、いやはや落ち着きの悪い生活であった。しばらくしたらまた実家に行くことになる。せめてもPCなりと復旧させたいが、ムリっぽい。文化的生活は案外簡単に崩壊しちまうもんなのね。
母はというと無事に手術を終え順調に回復しつつあり、看護婦さんに下の世話を頼む必要がなくなった。車椅子でトイレに行っている。彼女の文化的生活も最底辺を脱したようだ。

そういや、見舞いに来てくれた母の友人の一人が、「神様のくれた休暇だと思ってのんびりしてね。今が休息の時よ」と言っていて、心中密かにのけぞった。トイレ一つ、寝返りすら打てない骨折者捕まえて何処が休暇で休息か。神様のくれた地獄じゃねぇか。元来健康に恵まれた人ってのは最底辺を想像することが出来ないんだなぁ。下から仰ぐとよくよく見えてくるものがある。神様ってのは上から見下ろしてるからダメなんじゃん? と思ったり。

追記:コメントを頂きました。その中の一つ。
>>お疲れです。いろいろ大変そうですけど、最低限度の文化的な更新を日々待ち続けてます。ついさんにはゴゴスイファンが付いてるぞ!
+++嬉しいこと言ってくれるなぁー。最近涙もろいのであんま泣かさないでクダサイw。

#心温まる電話
2007年2月17日(土)

電話が鳴って、取ったらなんや怪しげな化粧品だかの勧誘だった。
で、うぜぇなーと思いつつ一瞬黙ったら、「お母さんはいらっしゃる?」 と訊いてくる。

時々あるのだ。電話口の私の声を小中学生と間違える奴。余程たどたどしくしゃべっているのか、それとも超高音域の声音なのか? 謎であるが、この勘違い、かなりの頻度で発生する。
「お母さんは居ません。遠くの病院に入院中です」 と答えてみる。嘘じゃないし。更に、
「いつ帰ってくるか分かんないの……」 とも付け足してみる。これは嘘だ。でもって哀しげな語尾の「……」がミソでキモ。

電話口の勧誘おばさんが、
「まぁ。……あの、お母さん早く治るといいわね。頑張ってね」 と言ってくれ、
「ありがとうございます」 と心からのお礼を言って電話を切った。
ウザい電話が、ちょっとした配慮で心温まる電話になった。しゅばらしい。

追記:コメントを頂きました。その中の一つ。
>>しゅばらしい! でも、バレたらコワイです
+++「そうか、良かった。病気の母親はいないんだ」 と言ってくれる勧誘おばさんを希望!

#携帯換えた
2007年2月23日(金)

母の骨折入院を皮切りに。
メインPCはディスプレイが真っ黒くろすけになり、修理に出した。
急遽再構築したサブPCは時計がいかれていて、時間がどこどこ逆行する。
で、携帯も「メモリ不足でメールが取れません。要らないメールを削除してね」と言いやがる。取り置きメール10もないのに〜〜〜っっ!!!
と、TOPページの「ひと言」欄に書いていたガ。

本マジで我がお初携帯vodafone 702NK(nokia 6630)がお逝き遊ばし、機種変更を余儀なくされた。近日骨折母の守に実家に舞い戻らないと行けないので、アンタそりゃもう大急ぎさ。
今度の機種はsoftbank X01HT。女の持つ携帯じゃない気もするガ、……えーっと、やっぱこういうのが好き(苦笑)。この大きさでフル・キーボード。高いおもちゃ。
X01HT
せめて、女人らしくと可愛いメのストラップ(前のnokiaに付けてた奴)装着の上、更に最近余りにも運がナイ気がするので、なんや「災いを食べてくれるんだそうなタイのお守り・ポクポン」というのを買ってミた。
デカい。
でも、イイの。可愛い赤アクマくんだ。どうぞ私をお守りくだしぃ。ちなみに、X01HTは良い機種だと思うぞなもし。通知LEDの点滅ランプの鬱陶しさを除けば、な。

追記:コメントを頂きました。その中から。
>>使い心地どう?
+++MMS標準ならイイと思う。
>>いいですね〜^^僕もキーボードがたのが欲しいと思ったのですけどDocomoなので…残念です
+++SoftBankの方となら、無料通話・無料メールが出来るんですガ、私の知人でSoftBankは多分ダンナちゃんだけです(苦笑)。お得感薄っっ。みんなDocomoかauだもんねぇー。誰かSoftBankにしねぇか? 私もとっても残念よw。
X01HT。キーボード型は長文メールも打ちやすいっす。携帯っていうより電話も出来るPDAって気分です。そのうち、もうちょっと詳しい使い勝手をご紹介しますね。ええ、そのうち。

#しばらくお休み (/_;)/~~
2007年2月24日(土)

骨折母、近日いよいよ退院決定。よって、実家に戻りヤす。
今回PC持ち帰りナシの帰省。時計がぎゅんぎゅん逆行する(ホントに時が戻るなら歓迎じゃが)ので、現状ネット数分刻みな時計合わせでなんとか動かしてるサブPCをだ。常時接続環境にない実家に持ち帰ったところで、こりゃまさしく愚の骨頂。タダのクソ重い機械箱。高速バスの途中停車地で捨てちゃるぞ、わりゃ? な予感ぎゅんぎゅん。

よって、ゴゴスイは完璧に更新止まります。ゴメン。
えーっと、昨日の日記に書いた新携帯・softbank X01HTで、メール、コメントは見れます。チャットルームも見れるのですが、パケット定額開始期限が3月からなの。 _| ̄|○||| ムリ。チャットはマジ無理よ〜〜〜っっ。
更新できるのは、TOPページの「お知らせcgi」と「ひと言cgi」。メール返信のみデス。
でも、その暇があるかどうかは不明にて未定。出来れば、「ひと言cgi」をぐーっと伸ばして行きたいもんですけども。

ま、皆さん、どうぞ達者にお過ごし下さい。宇苅はネット中毒なので、じきに戻ると思います。んじゃ、オルボア〜。

追記:コメントを頂きました。その中から。
>>が、がんばってください宇苅さん…! 復帰お待ちしています!
>>早くお母様が良くなりますように。ひと言が更新されていると、嬉しいですが、無理しないようにー。ネット中毒はこういう時つらいね(^^;)
+++励ましありがとうございます。親関連は全精力を傾けて頑張った……つもり。その分、ひと言更新はほとんど出来ませんでしたねぇー(苦笑)。大変申し訳ありません。えーっと、これから頑張ります。


2007年02月 の日記




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