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189 ステキくじ
2009年2月13日(金)

スーパーにて。レジを済ませて買った物を袋詰めしていたら、背後から声が聞こえた。
「あらー、良かったねぇ、はーい」
どうやら、レジ打ちのおばちゃんと男の子が話をしているらしい。なにやら短いやり取りがあって、それから、
「当りますようにー!」
と、おばちゃんが声を張り上げた。

なんぞや? と思った。思うじゃないか、振り向いた。周りの人も振り向いた。そりゃそうだろう。ここは住宅地にある小さなスーパー。宝くじの販売所ではないのである。

男の子は、当たりくじ付きの駄菓子のガムを持っていた。それが当ったらしいのである。もう一個ガムを貰って、そこでおばちゃんは件の台詞を言ったのだ。

隣のレジに立つ同僚さんが、
「やだぁ、もう、アンタ……」
と笑っていて、おばちゃんは、
「だって、次も当るとイイなぁーって思って」
なんて言ってて。
周り中、みんな笑っていた。億の金が動く宝くじは狂喜だろうが、数十円のくじは和やかだ。

で、ここ。以前の日記で書いた「にべもなくない女の子」と同店である。ホント、このスーパーの店員さんって皆さん揃って感じが良い。
「また、ステキな店員さんに出会えますようにー! 日記ネタが出来ますようにー!」

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