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176 果多?
2008年4月9日(水)

「夥」という漢字がある。「実がい」と書いて、「夥(おびただ)しい」と読む。
私はこれに疑問を抱かずにいられない。たかだか果実が多い程度のコトで、果たして万人は「おびただし」さを感じるか否か? それほど大仰なことですカ? 果実が多いということは実りが豊かということで、即ち「幸」であろうにだ、これを「おびただしい」としてしまうと、なんやマイナスイメージである。果実が多くなってれば、それは「たわわ」っつーんじゃねぇのかと。ちなみに、「たわわ」という漢字は「撓わ」と書くのだ。はぁぁ〜? 何処にも一粒の実とてなっていないではないか。「撓」。手偏? ハァァ〜? 右側のこうガッツリ焼けてそうなの。ごへぇ〜?? 何故にこれが「たわわ」ぞ? どうして「夥」はおびただしいんよ?

私は声を大にして言いたいのだ。国語(漢字)辞典に問いたいのだ。
「夥(おびただ)しい」×→「夥(たわ)わ」○
だろうと。そんでもって、「おびただしい」は寧ろ、いやさ、どうしたって、
「虫」偏に「多」いという造字
とするべきだろうと。
虫がね、虫どもがざわざわ〜っと。山ほど沢山もざもざいる。うっぎゃー、まさしくおびただしい。

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