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109 雑誌『小説一年生』

ふと思ったのだガ。プロを目指すにしろ趣味にしろ、文章を書く人は最近増えてきていると思う。そういう人をターゲットにした楽しい雑誌が創刊されてくれないものか。小学生向きに『小学一年生』があるように、文筆生向けに『小説一年生』が欲しい。

売れっ子作家さんのピンナップ、仕事場拝見に始まって、書くことのやり方、ノウハウ、楽しみ方を面白オカシク徹底解剖。図解、イラスト付きで暗く陰気っぽい執筆イメージを払拭する。

投稿作品の赤ペン添削指導はモチロンのこと、「今更人に聞けない投稿のやり方」、「これを知らなきゃ恥を掻く! 最低限押さえるべき漢字100選(100しかナイんか!?)」なんかは、やはりお約束だろう。「出版界のしくみ:シリーズ・編集者は眠らない」も面白そうだし、4コマ連載漫画「修羅場ちゃん」は人気キャラになりそうだ。

『小学一年生』を模しているのだから、付録だって絶対欲しい。小説考える時にとても悩む登場人物の名前付け。それを助けてくれる小辞典『小説・名付け親』なんかどうだろう? あいうえお順以外の索引で、「カッコイイ名前」「耽美な名前」「風采のあがらなそうな名前」「敵っぽい名前」などでも引けると、とても便利だ。本誌綴じ込み付録「小説原案用フローチャート作成シート」もかなりイイ。

紙面の隙間には通販広告が並ぶ。「執筆養成強制ギブス」、すらすらと筆が運ぶ魔法の「ラピスラズリ万年筆」、「入選はちまき」、プロ作家を妬む人用「呪いのわら人形・水晶玉お徳用セット」、アナタの金箔押しペンネーム入り「超高級原稿用紙」。どれも『小説一年生』専用価格でお買い得だ。

ああ、こんな雑誌、出ないかな〜。毎月買いに走りそうだ。

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