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105 盗作とパロディの境界線

元モー娘。の安倍なつみさんが盗作だそうな。今回、珍しくニュース早いだろ? へっ
で。この件で私が思ったのは、モラルだのアイドルの悲哀だのって、全然そーゆーこっちゃなく。「盗作」とそうでないものの境目は何処じゃ? っつーことである。

例えば、今年の流行語大賞にもなった「世界の中心で〜」や「残念、○○斬り!」。これ、亜種が山程出てるよね。TVでも雑誌の見出しでも踊りまくってます。私も日記で使ったと思う(凡例)。でも、こーゆーのは一般に「盗作」とは騒がれない。ごく自然に受け入れられてます。恐らく、一種の「パロディ」として。

じゃあ、パロと盗作の境目って何じゃらほい?
愚考致しまするに。元ネタの「知名度」に依存するように思えます。誰でも出典を知っているものなら、「盗作」とは世界の中心で叫ばれんようです。

しかし、ほとんどの人が知っているにも関わらず、既に誰が最初にそう言ったのか、忘れ去られてるものもあります。
『桜の木の下には死体が埋まっている』 この有名なフレーズ、出典元って知ってるか? 私、随分前に興味があったので、調べてみたんですケドね。梶井基次郎の『桜の木の下には』っていう小説が大元らしいですよ(青空文庫に収録されてるから、興味ある人は読んでみよー)。
『三千世界の鴉を殺し〜』 は、高杉晋作のドドイツだそうだしな。
いつの日か、波多陽区の名は忘れ去られても、○○斬り!だけは生きている。そんな未来も来るかもねぇ。言い出しっぺが嬉しいんだか、寂しいんだか、ようワカラン問題ですなぁ。

あ、あと。パクった奴の方が知名度高い(権力ある)と、「盗作」とみなされない場合もあるようデス。
有名な「○イオンキ○グ」。あれねー、あれはねー、うん、安倍なつみよりも私は遙かに気になるよ(笑)。
盗作問題とは、難しいですね。間違いない! ←これ言ってた人、名前忘れた〜 (^^;

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