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098 よそはよそ、うちはうち

TV番組「トリビアの泉」の中の「トリビアの玉子」で、「母親が子どもを叱る時に言う台詞のベストテン」みたいなコトをヤっていタ。どれも、ああー、あるあるーって感じで、とても興味深かった。
確か一位は、「よそはよそ、うちはうち」だったかな。

確かに、なるほどねーあるあるーって台詞なんだけども、だけど。
そういや、私自身は子どもの頃に、母からこの台詞を言われた覚えがとんとナイ。

「よそはよそ、うちはうち」。これは、例えば子どもが、
「○○ちゃんは夏休みに海に行くんだってよー。いいなー」 トカ、
「△△君も◇◇君も超合金ロボット持ってるんだよー。僕にも買ってよー」 トカ、
そういう他者と比べての「おねだり」や「文句」を言った時に、諭される台詞だと思う。

つまり、私はあんまり「おねだり」をする子どもではなかったのである。
一人っ子で、それなりに物質的に恵まれていた、というのもあるのだろうが、何よりも。
常日頃から、他人に頓着せず、ただただボケラ〜〜〜っと生きてる子どもだった。

「何にでも無感動・無関心で、何考えてるのか分からない、我が子ながら面白みのない娘だった」
とは、寄る年波には勝てず、昔語りの増えてきた母の昨今の口癖であるガ。
母はもしかして、人生に一度くらい、
「よそはよそ、うちはうち」との、決まり文句を娘に使ってみたかったのかも知れない。

まぁね、お母さん。「よそはよそ、うちはうち」だよ(笑)。

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