053 夫語録その10
ダンナちゃんは、妻であるワタクシにしか通じない隠語*1を数多く持っておラれる。
例えば、ダンナちゃんがワタクシに対し、「今、ナニやってんの?」 と尋ねた場合。
これは「ヒマだ。ヒマだ。タイクツで堪らん。オレと遊べ!」 という意味になる。
こう言われたら、ワタクシは速やかにパソコンの前から席を立ち、ダンナちゃんと遊んでやらなければならないのダ。そーゆー決まり、というか<暗黙の了解>がワタクシ達夫婦の間には数多く存在していル。
夫の隠語とは、つまりはこのようなモノなのだ。この隠語の裏にある<隠された意図>を探れてこそ、優れた妻! 賢き嫁! と呼ばれるのデある。本日は、その幾つかを紹介しテみよう。
先ずは定番。「あのー、もう○時だよ・・」 と、夫が言う時。
ソレは「そろそろご飯の時間だと思うんだけど・・メシはまだなのかなぁ?」 の意味である。
上の亜種で、「もうすぐ『○○○(TV番組名)』が始まるよ」 というのもアル。この意図するものは「オレは、メシを喰い喰いTVが観たいんだ!」 だ。つまりは「さっさとメシ作ってクレよ!」 ってコトで、上を更に比喩化(?)した素晴らしい表現方法だと思う。妻としては「そう来たカ!」 ってカンジで、感心することしきり、である。
更に。「ねぇ、ぴーしゅけ。起きて。起きて。起きてクレよぉぉ〜〜〜」 と眠るワタクシに泣きながら訴える、というパターンも存在する。これは「もう、相当に腹が空いていテ、切羽詰っていル・・・生きるか死ぬかの瀬戸際だ・・・」という夫究極の台詞であり、
「ハラ減った〜! メシ喰わせ〜!!」 との<魂の雄たけび>&<血の叫び>なんでアル。
コレを聞いたら、例えどんなに眠かろーが、ワタクシは飛び起きてメシの支度をしなければならない。なかなか妻業とはタイヘンなものなのだ。ああ、全くだぁ〜、全くダ。
っつーか。
「そういう隠語を使われる前に、メシの支度は出来んのんかい!?」 と、ダンナちゃんが視線で訴えているような気がするガ、そんな高度な視線技を編み出しておるよーなヒマがあったら、
<自炊への道>を模索して欲しい・・・と願ってしまう妻なのであるよ。
え? メシくらいちゃんと喰わせてヤレ?? それも全く。御もっともですワねぇ・・(笑)。
夫隠語の増殖はまだまだ続く・・・カモ知れない・・・。
*1: 仲間以外の人には分からないように考案した通語