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024 文明の利器、その意外なる盲点

  モーター音がかなりアヤシクなっていたので、掃除機を買い換えた。コードレス、排気少量、小型軽量、消音設計と、まあ一応は最新式の機種だ。
 最近の文明の利器って奴は、私の想像を遥かに越えてて、なかなかにスゴイもんである。こんなもんが、一般家庭に普及する世の中なのねぇ。21世紀ってやっぱ、スゲーわ・・・。

 さて、シツコク繰り返しているようで恐縮だが、子どもの居ない専業主婦という奴は、会話をする機会が限りなく少ない。どのくらい少ないかと言うと、新聞や保険の勧誘の人がやって来るのを、ついつい喜んじゃう程なのだ(だって、かなりシツコク話し掛けてくれるじゃん)。

 かなり切実である。夫が残業続きで帰りの遅い日が続くような時は、このままでは発声法を忘れてしまいそうだ! と思う。  そこで、ストレス解消も兼ねて、掃除機をかける時、歌を歌うことにしたのだ。掃除機の音に紛まぎれて多少大声を出してもご近所にはバレない。時には歌だけじゃなく、ここには書かないほうが良いだろう、と自主規制するような罵声も飛び出したりする。

 大きな声を出す、というのは、実際良い気分転換だと思う。
 掃除をするのも楽しみだと思えなくもない。ウホウホ…こりゃ、エエわい、ってなモンである。

 しかし、最新機種の新しい掃除機は、全く持って驚く程の消音設計。 今まで通りのつもりでいると、どうしても私の声の方がデカくなる。
 声を低めて歌う。罵声を放つ。 ストレス解消どころか、イライラは更に増すばかり。ボソボソ歌って気分転換なんぞ出来るか!

 嗚呼!これから、どうやって気分転換しよう?やっぱり禁断の皿割り(NO-22参照のコト)しか(すべ)はないのか!?

 ちくしょう…
 文明の利器って、結構メイワクだぞ〜〜〜!!!

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