004 免許がないと…
女帝サマは車の免許を持っていない。以前は知人の中に(たった)3名のお仲間が居たが、とうとう半年前に0になってしまった。
まあ、いまどき天然記念物なワタクシなのである。
「免許がない」ということは、車を運転できないということだ。まあ、それはいい。その件については、さして困っていない。
私が天然記念物だということは、周り中が免許を持っているということである。 「求めよ、されば与えられん!」
誰かが私を乗っけてくれる。
では、何が問題か? 問題は「免許証が無い」ことである。
レンタルビデオ屋で会員証を作ろうとする。 「身分証をお出しください」といわれてしまう。
郵便局や銀行ではこの場合、保険証でOKなのだが、ビデオ屋さんではイカンと言われる。顔写真入りの証明書が必要なのだそうな。
学生時代は、学生証が。会社員だった頃には社員証があった。これには私の顔がきちんと貼られていた。
しかし、専業主婦の証明書ってもんは…。私はお目にかかったことがない。他に写真入りの証明って…ある?
私、レンタルビデオが観たいんです。市役所さん、「専業主婦証明書」発行してくれませんか?
ええ。もちろん「ゴールド」で。